2011年04月04日

奨学金の受給で生活保護費は減額されるか?

福島県の生活保護受給者が、高校生の子供が受けた奨学金が収入と認定されたことで生活保護費が減額され、同市に減額処分の取り消しと損害賠償を求めて裁判になっているようです。

子供の奨学金は学業のための奨励金ですので、最低限の生活のための生活保護と分けて考える必要がありそうな気がします。また、奨学金はそのような貧困家庭を援助するのが本来の目的ですので、子供の奨学金が収入に入るのかについて判断が分かれるところかと思います。

ただ、世の中には家が貧乏なので、中卒で働いて真面目に納税している人も大勢います。また、日中は働いて、夜間の学校に通う人もいます。そのような人たちからみると、自分たちは高校に行きたかったけど、家が貧乏だから仕方なく家計を支えるために働き、そして税金を納めているわけです。

一方で、その納めた税金が、同じ年代の働いていない子の生活保護費として支給されるというのは、理不尽な気持ちになるのではないでしょうか。そのような大切なお金から生活保護費が出ていることを考えると、この減額措置は致し方ない気もします。

また、生活保護費から子供の学費も支給されますので、二重取りになってしまう可能性があります。公立の場合は授業料は無償ですし、奨学金の方で学費などが支給されるのなら、生活保護費から出ている分は減額するということでも問題ないような気がいたします。

もちろん、貸与型で返済義務のあるものでしたら、将来的に借りた分は返すことになりますので、減額されるとお金を借りる意味がなくなってしまいます。なので、学生ローン型の貸与するタイプの場合は減額の必要性はないような気もしますが、給付型の場合は保護費の減額でも仕方ない気がいたします。

結局のところ、生活保護や奨学金は現金で渡すから問題なのであって、必要なものはすべて学校に直接振り込むなり、制服や教科書なども現物で支給にするなりして援助するしかやりようがないのかもしれません。

食料なども現物支給にして家賃は直接振り込みにし、電気代や水道、ガス代、あるいは医療費程度を現金で支給するぐらいがちょうどよいのではないでしょうか。

現物支給の場合はかえって手間やコストがかかるのかもしれませんが、納税者側にとってみても、そういった仕組みでないと納得がいかないはずです。現状では、将来もらえる年金額よりも生活保護費の方が多いわけですので、正直者がばかを見るというシステムになってしまってる気がいたします。

posted by 学ロン at 00:00| 学生ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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