2015年06月17日

国公立大学の人文学部系は廃止の方向へ

下村博文文部科学相が、国公立大学における人文学部系の廃止や社会的要請の高い分野への転換を各学長へ要請したもようです。大学側が6年間の中期目標を策定するにあたっての基本方針を打ち出した形になりましたが、交付金の廃止懸念などもあり、大学側も困惑気味のようすです。

この背景には、少子化による定員割れが懸念される一方、いわゆるFラン私立大学などはかえって増えてきている傾向があり、国公立大学でまで人文学部系の学問をやる必要性があるのかという点があると思います。

文学や一般教養など、それを習得しても実社会に出れば、必要となることはまずありません。そうであるならば、理系や医療系などの専門分野に絞って、国際競争力に打ち勝てるような人材を育成することに集中した方が効率よいということなのでしょう。

数十年後、中国やインドの台頭が予測されているなか、国際競争力の低下を抑えるには大きな改革が必要です。けれども、学生さんも、つい数年前まではゆとり教育で数学などは勉強しなくてよいなどといわれたと思えば、今度は国公立の文系学部はなくして理系に特化するなどとコロコロ方針が転換されてはたまったものではありません。

教育は国家百年の計といわれますが、すべていきあたりばったりの方針といわざるをえません。

どうせ減らすならば、私立大学の人文学部系をへらせばよいと思うのですが、天下りの関係もあって減らせず、かといって少子高齢化で定員割れともなれば、しょうがないから国公立大学の文系を減らすかという意味合いもあるかと思います。

国公立大学の有名な文系学部も廃止になる可能性が現実味を帯びてきており、今後も目が離せない展開になってきました。

posted by 学ロン at 18:23| 学生ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする