2014年09月26日

学生と大学経営、天下り役人をつなぐ奨学金

昨今、経済的な理由で大学を中退される学生さんが2割を超えてきているようです。アベノミクスで景気が良くなったと言われていますが、格差社会が広がりつつあるのかもしれません。

ただ、大学の学費などせいぜい500万円ぐらいなものではないでしょうか。

医学部などは別でしょうけれども、大学の年間の授業料なんて私大でもせいぜい80万円ぐらいですし、4年通っても300万かそこらです。入学金などを入れても、400万円ぐらいで済むかもしれません。また、国公立ならもっと安く済むはずです。

ひょっとすると、今はもっと高くなっているのかもしれませんが、4年で500万もあれば、卒業できるものと思います。

たった500万や600万のお金がないばかりに、大学で知識や教養を得る機会を逃すというのは非常にもったいないことだと感じます。

今後、少子高齢化社会に移行するわけですから、若い世代の方には少数精鋭で能力を高めていってもらわなくては日本は持ちません。

ただ、たった500万円といえども、今後、学生さんの親はいわゆる氷河期世代の人ばかりの世代に入ってくるものと思います。非正規雇用やワーキングプアなどでいわゆる失われた世代といわれている層になります。

となると、ますます経済的な理由による中退率の増加に拍車がかかってしまうのが予想されます。

この格差を解消しようと、奨学金の貸与を増加させる方向へいくようですが、昔の奨学金と比べ、現在は学生ローンとほぼ同じですので利息のかかるのが特徴です。

いわば、500万円で3%程度のカーローンを卒業と同時に返済していくという感じになります。

国産車4〜5台分のカーローンを払いながら社会に出るのと同じような感じになるわけです。車の場合、返済がきつくなったら売ればいいだけですが、学歴をお金にかえることはできません。結果として経済的にも困窮するでしょうし、格差社会の負の連鎖が生じてくるものと思われます。

少し考えれば、おかしな制度だというのがまともな感覚だろうと思います。

消費者金融業界では多重債務者を予防するため、グレーゾーン金利の廃止や貸金業法の改正がなされましたが、その一方で、卒業と同時に下手をすれば1000万円以上の借金を抱えてしまうような、そういう現状になってしまっているわけです。

「なぜ、こんなことになっているのか?」といえば、そうやって学生をローンづけにしないと、中退する学生が多くなってしまい、結果としてつぶれてしまう大学が多発してしまうからだろうとおもわれます。

大学経営はひとつのビジネスでもありますので、売上高にあたる授業料を確保しなくてはいけませんが、少子化の影響で定員割れが多発している状況において、年々、売上が減少しているのだろうと思います。

そんな状況のなか、学生を確保するためには、奨学金の制度が必須の要素となっているのでしょうけれども、これは大学への補助金という側面もあるものと思われます。役人にとってみても、大学がつぶれちゃったら理事などで天下りできなくなってしまうので死活問題です。

大学経営にとってみても、奨学金制度がなくなって入学者が減ってしまったら、これまた死活問題です。このような思惑が絡まり合い、学生が奨学金という名の借金づけになってしまっているものと思われます。

ではどうすればいいのかというと、みんな大学に行かなければいいんじゃないかなと思います。
大学にいっても、地方の私大程度なら特に就職先があるわけでもなし、その分、手に職を付ける形で4年間はやく社会に出た方がよっぽどコスパがいいです。
posted by 学ロン at 00:16| 学生ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米国、韓国の学生ローン事情も日本と同じだ

アメリカでもそうですが、韓国の学生もローンの返済を延滞する人が増えてきているようです。
韓国では政府による学資融資金が学生に貸付されていますが、大学を卒業したものの、就職できずに、延滞者となるケースが急増しています。

15年の延滞者は2万人にのぼり、約12億円の学資融資金が滞納となっているようです。
13年は千人だったものの、14年は1万人になり、今年は2万人といった形で延滞者が急増してきています。

この学資融資金は、日本の奨学金にあたるものですが、全額が政府による支援となっています。

韓国は日本以上に学歴社会となっていますが、大学を卒業したものの、就職できず、ローンの返済がとどこってしまう人が多いのは、日本と同じ状況のもようです。

また、米国の学生も多額のローン債務を抱えており、その総額は100兆円といわれています。
この金額は住宅ローンの次に匹敵する金額で、学費の高騰により、債務残高が増加している背景があるようです。

大学を卒業しても、不完全な雇用の形が多い傾向にあり、日本の非正規雇用と実態は似ているものと思われます。結果として、学生ローンの延滞率は年々、上昇を続けているもようです。

米国や日本、韓国も学生を取り巻く金融の負担の重さには似たような状況にあるようです。
posted by 学ロン at 00:00| 学生ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月04日

奨学金の社会問題化を報じるニュースの違和感

最近の奨学金問題を報じるニュースを見ていると、なぜか学生擁護一辺倒の意見が多いように感じています。確かに、昨今の奨学金は高額化している傾向があり、500万、600万円の借入はざらで、大学院まで進むと1,000万円を超えるケースもあり、社会問題化しているのは事実です。

けれども、そもそも本人の意思で借りたお金ですし、返さなくてもよいという風潮になってしまうのは違うと僕は思うのです。現在でも返還し続けている就職氷河期世代もいるなか、ここで給付型奨学金を導入すると世代間での不平等を生じさせることになります。

なぜ、ここまで議論が大きくなってきたのか?

これには何か巨大な陰謀が隠されていると考えざるを得ません。

これは主観になりますが、このまま奨学金の延滞者が多くなってくると、原資が枯渇してしまい、新たな給付が出来なくなってしまうのだろうと思われます。そうなると困るのは、学生はもちろんのこと、それ以上に大学ビジネスや天下り役員への影響が大きくなってくるのだろうと思われます。

給付の原資がなくなり、学生が奨学金を借りることができなくなると、大学へ進学する学生数が減少し、最終的には廃校に至る事例が多くなってくるものと思われます。そうなってくると、大学再編の動きが加速することになりますが、これを避けるには何としても学生が十分に奨学金を借りられる状態にしなくてはいけません。

そのためには、これまでのような市場で資金を調達する方法では困難なので、税金の投入が必要不可欠ということなのではないでしょうか?

給付型奨学金など税金を投入させる動きが活発化してきておりますが、その布石として、昨今メディアが中心となって奨学金の社会問題化が報じられているのだろうと思われます。けれども、まず改革すべきは奨学金問題ではなく、大学授業料の高額化の問題であり、大学再編の問題が急務であると僕は考えております。

posted by 学ロン at 00:00| 就職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

就職氷河期の30代には奨学金返還の困難な人が多い

奨学金を昨日、断腸の思いで全額返済してきたのですが、いざ返してしまうと非常にすっきりしてモチベーションも良い方向へ転換したような気がしています。

バランスシート上ではプラスだったものの、やはり、債務があるというのはストレスがたまるものです。これで債務はすべて返済できましたので、すっきりした気持ちになりました。

この奨学金についてですが、我々、30代の人のなかには、返済が困難になっているケースも多いかと思われます。

思えば、2000年前後というのは就職氷河期まっただなかでしたので、実効就職率は6割に満たない程度だったように記憶しております。就職説明会などに行きましても、百人程度が集まる中、採用人数はたったの2人とか、まるで雲をつかむような感じだったわけです。

私は特に優秀な学生というわけでもなかったので、できるだけ、パイの少ない企業を集中的にあたっていたのですが、妥協に妥協を積み重ねるしか仕方がありませんでした。結果として、就職を避けるような、いわゆるブラック企業しか就職口はなかったわけです。

その会社も既に倒産してなくなってますが、その後に就職した会社も、その次に就職した職場も今はすでになくなっています。

しょうがないので、現在は自分で会社を立ち上げて仕事をしており、現在では最高税率に近いところまで収入が増えてきております。

私の場合は実に幸運だったことが重なり、加えて、取引先の支えなどもありましたので、無事、奨学金を返済することができましたが、私ど同年代の、いわゆる就職氷河期の方は派遣労働で生活が苦しい方が多いのが実情かと思うのです。

いわゆるワーキングプアといわれている人たちですが、私も10年ほど前はそれに近い生活を送っておりましたので、その実情は承知しており、派遣などの収入での返済は不可能に近い気がいたします。

ただ、就職氷河期世代の30代だったからこそ、得られたチャンスというのも存在するわけです。氷河期世代だったからこそ、ハナから就職にはあきらめがついたという事情がありますので、自分で会社を経営することができたんだと考えてます。

もし、当時、ぶなんに就職していたら、その後もつつがない生活を送っていたことかと思うのです。年収400万円程度の収入で満足し、こじんまりとした生活をしていたような気がいたします。

そのようなことを考えますと、就職氷河期の世代に生まれてきてよかったなと感じることもあります。もし、現在、30代で多額の奨学金の返還をかかえ、悲観にくれている方がいらっしゃいましたら、プラス思考でピンチをチャンスにかえていってもらえたらなと思います。
posted by 学ロン at 08:56| 就職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

東京三菱UFJ銀行が法人税納付を再開

大手銀行のほとんどが法人税を納付していない状況が続いていますが、東京三菱UFJ銀行は10年ぶりに法人税の納付を再開することになったようです。

税金を納める心がけを持つようになったのは正直エライ!と思います。
今後は東京三菱をメインバンクにしようかなって考え中です。

東電もそうですが、税金などの公的資金に頼るのは企業としての恥なわけです。
たとえ貸してくれるといってもつき返し、率先垂範して納税するように心がけるのが企業としての社会的な責任ではないかと思います。
大企業といわれているのであればなおさらのこと、きちんと税金を納めるという気概を企業には持ってもらいたいものです。

結局のところ、一流大学を出て知識を蓄えたとしても、その知識を自分たちが有利になるシステムを構築するようなゲスな使い方しかされていないのが現状です。
大学というのは、そこで学んだ知識のその使われ方によって美しい場所にもなり、あるいは汚い場所にもなるのです。

昨今、原発関連で内閣に助言していた大学の教授が辞任しましたが、これは最後の良心とみるべきかと思われます。

学生のうちからローンをして借金するようなことは、倫理的にもなるべく避けたいと考えている方も多いかと思いますが、社会に出たら倫理も何もあったものではない現実が待ちかまえているわけですので、あまり気にする必要はないです。
posted by 学ロン at 23:53| 学生ローン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする